
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
植物のカルス培養(オーキシン・サイトカイニン)によるクローン作製と、ほ乳類の体細胞クローン(未受精卵の核を除去して体細胞の核を移植)に関する空欄補充問題。
植物のカルス培養によるクローン作製と、ほ乳類の体細胞クローン作製の手順に関する空欄補充問題。
① 植物のクローン=植物ホルモン(オーキシン・サイトカイニン)で未分化の細胞塊(カルス)を作り、再分化させる。ほ乳類の体細胞クローン=核を除いた未受精卵に体細胞の核を移植
② イ=カルスで②③④。ア=植物ホルモン・エ=未受精卵で②(プロトプラストは細胞壁を除いた細胞)
③ ②
植物の場合、植物ホルモン(ア)であるオーキシン及びサイトカイニンを高濃度に含む培地で、根や葉の一部を培養すると、カルス(イ)と呼ばれる不定形の未分化な細胞塊が得られる。次に、植物ホルモンの組成を変えてカルスを培養すると再分化し、元の植物と同じ遺伝情報を持つクローンが得られる。ほ乳類の場合、あらかじめ核(ウ)を除去した未受精卵(エ)に、体細胞から取り出した核(ウ)を移植して培養した後、母胎に入れることによってクローンを作製する(体細胞核移植)。したがってア=植物ホルモン、イ=カルス、ウ=核、エ=未受精卵の②が正しい。
植物では、オーキシンとサイトカイニンのバランスを変えることで、カルス(未分化な細胞塊)から根や芽を再分化させ、クローンを得られる。ほ乳類の体細胞クローン(ドリーなど)は、核を除いた未受精卵に体細胞の核を移植して作製する。
キーワード: クローン、カルス、植物ホルモン、体細胞核移植、未受精卵、材料・化学・バイオ