平成29年度 I-5-2

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 平成29年度

I-5-2 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定について、削減目標の提出・更新の義務、2℃・1.5℃目標、専門家レビュー、市場メカニズム、森林減少・劣化対策に関する記述から最も不適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

パリ協定に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解き方

① パリ協定: 2℃より十分低く(1.5℃に努力)、削減目標を5年ごとに提出・更新、専門家レビュー、市場メカニズム(JCMを含む)、途上国の森林減少対策(REDD+)
② 削減目標の提出・更新は「緩和(排出削減)」の仕組み。①は「適応策を推し進める」としている
③ ①

正解が正しい理由

パリ協定では、各国が温室効果ガスの排出削減目標(自国が決定する貢献、NDC)を5年ごとに提出・更新することが義務付けられている。これは、温室効果ガスの排出削減(緩和)に関する取組を促進するための仕組みであり、「適応策を積極的に推し進める」ための義務付けではない。したがって、削減目標の提出・更新の義務付けが適応策を推進するためとする①の記述は不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

パリ協定は、2℃目標(努力目標1.5℃)、各国の削減目標(NDC)の5年ごとの提出・更新、実施状況の報告と専門家レビュー、市場メカニズム(二国間クレジットなど)の活用、REDD+の奨励などを定めた。削減目標の提出・更新は緩和策に関する義務である点を区別する。

キーワード: パリ協定、COP21、削減目標、適応策、緩和策、環境・エネルギー・技術