
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
特許法の目的と発明の定義、知的財産基本法における知的財産の定義、法の目的、国の責務に関する記述のうち最も不適切なものを選ぶ問題。
特許法と知的財産基本法に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。
① 特許法の「発明」=自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの。知的財産基本法の「知的財産」は、発明のほか著作物・商標・営業秘密なども含む広い概念
② ③は知的財産を「自然法則を利用して生み出されたもの」に限定していて、発明の定義と混同している
③ ③
知的財産基本法において、「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう。「自然法則を利用して生み出されたもの」に限定されるのは特許法上の発明の要件の一部であり、知的財産全般の定義ではない。したがって③は不適切である。
特許法上の「発明」は、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの。知的財産基本法上の「知的財産」は、発明・考案・意匠・著作物・商標・営業秘密など、より広い概念である。両者の定義を混同しないこと。
キーワード: 特許法、知的財産基本法、発明、知的財産、環境・エネルギー・技術