平成29年度 I-5-5

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 平成29年度

I-5-5 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

18世紀後半にイギリスで産業革命を引き起こした自動織機や蒸気機関などの新技術の発展について、既存技術の改良、開発の担い手、大工場の出現、からくり人形からの転用、労働問題に関する記述から最も不適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

産業革命期の新技術の発展に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 産業革命期の新技術(自動織機・蒸気機関など)は、職人や技術者が既存技術を改良して生まれたものが多い
② ②「大学研究者が主導し、産学協同の好例」が実態と合わない
③ ②

正解が正しい理由

産業革命期の新技術(自動織機、蒸気機関など)の開発は、大学の研究者が主導したというよりは、職人・技術者・発明家といった実務家の試行錯誤と改良の積み重ねによるものが多かった。「ヨーロッパ各地の大学研究者が主導し、産学協同の格好の例」とする②は、史実と合わず最も不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

産業革命期の技術革新は、多くが職人・技術者による既存技術の改良の積み重ねだった。工場制機械工業の成立は、生産効率を高める一方、長時間労働・児童労働などの社会問題を生み、のちの労働・工場法制定につながった。

キーワード: 産業革命、蒸気機関、技術史、労働問題、技術の発展、環境・エネルギー・技術

出題履歴

同じ問題が計2回出題されています(平成29年度、令和6年度)。