令和元年度 I-5-1

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 令和元年度

I-5-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

我が国の大気汚染の歴史(産業型の硫黄酸化物、都市・生活型の窒素酸化物と浮遊粒子状物質、光化学オキシダント)に関する空欄補充問題。

解説

この問題で問われていること

大気汚染の原因物質の変遷に関する記述の空欄に入る語句の組合せを選ぶ問題。

解き方

① 大気汚染の流れ: 工場由来=硫黄酸化物(SOx)、ディーゼル車由来=窒素酸化物(NOx)と浮遊粒子状物質(SPM)、NOxと炭化水素が光で反応=光化学オキシダント
② ア=硫黄酸化物・イ=窒素酸化物 で③⑤。エ=光化学オキシダント(二酸化炭素は大気汚染物質の環境基準の対象外)で③
③ ③

正解が正しい理由

1960〜1980年代の工場由来の大気汚染の主因は硫黄酸化物(ア)で、規制により一酸化炭素とともに大幅に改善された。1970年代後半からの都市・生活型の大気汚染では、ディーゼル車から排出される窒素酸化物(イ)や浮遊粒子状物質(ウ)の対策が課題となった。窒素酸化物や炭化水素が光化学反応を起こして発生する光化学オキシダント(エ)は、現在も環境基準達成率が低い。したがって③が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

工場由来の産業型公害=硫黄酸化物、自動車由来の都市型公害=窒素酸化物・浮遊粒子状物質。光化学オキシダントは窒素酸化物と炭化水素の光化学反応で生じ、環境基準の達成率が今も低い。

キーワード: 大気汚染、硫黄酸化物、窒素酸化物、浮遊粒子状物質、光化学オキシダント、環境・エネルギー・技術