令和2年度 I-5-3

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 令和2年度

I-5-3 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

日本の最終エネルギー消費の推移、産業・業務部門のエネルギー消費、GDP当たりの一次エネルギー消費量、家庭部門のエネルギー消費、運輸部門のエネルギー消費についての記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

日本のエネルギー消費に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 家庭部門のエネルギー消費は、世帯数の増加という増える要因がある一方、東日本大震災後は節電と家電の省エネで頭打ち・減少している
② ④「震災以降も継続的に増加」が×
③ ④

正解が正しい理由

家庭部門のエネルギー消費は、世帯数の増加や生活の利便性・快適性を追求するライフスタイルの変化を受けて2000年代半ばまで増加傾向にあったが、東日本大震災以降は、家電製品の省エネルギー化の進展や国民の節電意識の高まりなどにより、世帯数が増加する中でもむしろ横ばいないし減少傾向で推移している。したがって「東日本大震災以降も…継続的に増加している」とする④の記述は、実際の推移(震災以降は増加が頭打ち・減少)と一致せず誤りであり、これが正答(最も不適切なもの)である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

家庭部門のエネルギー消費は、世帯数増加やライフスタイルの変化という「増加要因」と、東日本大震災後の節電意識・家電の省エネ化という「抑制要因」の両方が働いており、震災以降は後者の影響でむしろ増加が頭打ちになっている点に注意する。「増加要因があるから消費も増え続ける」と単純に結び付けないことが重要である。

キーワード: 最終エネルギー消費、家庭部門、省エネルギー、環境・エネルギー・技術