令和5年度 I-5-2

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 令和5年度

I-5-2 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、光化学オキシダント、PM2.5といった大気汚染物質の発生原因や定義、健康影響についての記述の正誤を判定する問題。

解説

この問題で問われていること

二酸化硫黄・二酸化窒素・一酸化炭素・光化学オキシダント・PM2.5という5つの大気汚染物質に関する記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 大気汚染物質: SO₂=硫黄分の燃焼・酸性雨、NO₂=NOの酸化、CO=不完全燃焼・ヘモグロビンと結合、光化学オキシダント=NOxとVOCの光化学反応。PM2.5=粒径2.5μm「以下」の粒子全体
② ⑤は「2.5μm付近の大きさ」と限定している
③ ⑤

正解が正しい理由

PM2.5は、大気中に浮遊する粒子状物質のうち粒径が2.5μm以下(正確には50%捕集効率粒径が2.5μmとなるよう定義された微小粒子状物質)のものを指す用語であり、「2.5μm以下」の幅広い粒径の粒子群全体を含む概念である。したがって「粒径2.5μm付近の大きさを有するものである」と特定の大きさに限定して説明する⑤の記述は、PM2.5の定義(2.5μm以下の粒子全体)と一致せず誤りであり、これが正答(最も不適切なもの)である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

PM2.5は「粒径2.5μm付近」の粒子だけを指すのではなく、「粒径2.5μm以下」の微小な粒子状物質全体を指す用語である点に注意する。粒径が小さいほど肺の奥深くまで到達しやすいとされるが、それは定義そのものとは区別して理解する必要がある。

キーワード: 大気汚染物質、PM2.5、光化学オキシダント、環境・エネルギー・技術