令和5年度 I-5-3

科目: 基礎科目 / 分野: 環境・エネルギー・技術 / 年度: 令和5年度

I-5-3 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

日本の太陽光発電導入量・国内生産品比率、原油輸入の中東依存度、LNG輸入供給源、風力発電導入量、地熱発電資源量についての記述の正誤を判定する日本のエネルギー事情の問題。

解説

この問題で問われていること

日本のエネルギーに関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。太陽光発電、原油・LNGの輸入、風力発電、地熱発電といった各エネルギー分野の統計的な傾向についての知識が問われている。

解き方

① 太陽光発電の導入量は増えたが、太陽電池の国内出荷に占める国内生産品の割合は2009年度以降下がり続けた(2020年度は16%。エネルギー白書2022)
② ①は国内生産品の割合も「毎年拡大」としている
③ ①

正解が正しい理由

資源エネルギー庁「令和3年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2022)」によれば、太陽電池の国内出荷量に占める国内生産品の割合は2008年度まではほぼ100%だったが、2009年度以降は海外(特に中国)メーカーとの価格競争が激化したことなどにより低下を続け、2020年度には16%まで落ち込んでいる。したがって「導入量、国内生産品の割合、いずれも2009年度以降2020年度まで毎年拡大している」とする①の記述は、国内生産品の割合について実際とは逆(低下傾向)であるため誤りであり、これが正答(最も不適切なもの)である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

「導入量(普及量)」と「国内生産品の占める割合」は別の指標であり、太陽光発電のように導入量自体は増加していても、供給する製品の国産比率は海外メーカーとの競争によって低下することがある(2008年度ほぼ100%→2020年度16%、資源エネルギー庁「エネルギー白書2022」)、という区別に注意する。

キーワード: 太陽光発電、原油輸入、LNG輸入、環境・エネルギー・技術