
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画(電力需要見通し、3つのE、温室効果ガス削減目標、カーボンニュートラルに向けた技術選択の考え方、脱炭素関連投資)に関する記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。
第7次エネルギー基本計画に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。電力需要の見通し、エネルギー政策の基本的視点、温室効果ガス削減目標、技術選択の考え方、脱炭素関連投資に関する最新の政策動向が問われている。
① 第7次エネルギー基本計画: 再エネ・原子力をともに最大限活用し、特定の電源に偏らない。3E(安定供給・経済効率性・環境適合性)のバランス
② ④の「活用する技術を選別し、選択肢を限定していく」は、この方針と逆
③ ④
④は「活用する技術の選別を進め、選択肢を限定していく」としているが、第7次エネルギー基本計画は、再エネと原子力をともに最大限活用し、特定の電源や燃料源に過度に依存しないバランスのとれた電源構成を目指す、という方向である。技術を選別して限定するという記述はこの方向と逆であり、他の4つ(DX・GXによる電力需要増、3E、2035年度60%・2040年度73%削減、脱炭素と経済成長の一体化)が計画の内容と整合するため、④が最も不適切となる。
第7次エネルギー基本計画では、カーボンニュートラル実現に向けた技術の不確実性を踏まえ、特定の技術に絞り込まず「あらゆる選択肢を追求する」技術中立的なアプローチが基本方針とされている点を押さえておく。「選択肢を限定する」という記述は方針と逆であるため誤りになりやすい。
キーワード: 第7次エネルギー基本計画、カーボンニュートラル、3つのE、脱炭素、環境・エネルギー・技術