
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
ある日の天気が前日の天気のみで決まる(曇・雨・晴の間の遷移確率が図で与えられた)マルコフ連鎖について、2日後の天気の確率や遠い将来の確率に関する記述のうち最も不適切なものを選ぶ問題。
曇・雨・晴の3状態について、同じ状態にとどまる確率が1/2、他の各状態へ遷移する確率が1/4であるマルコフ連鎖に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。
① 2日後の確率=1日後の3通り(曇・雨・晴)を経由した確率の和。自分に残る1/2、他へ各1/4
② ④ 曇→晴: 曇→曇→晴 1/2×1/4 + 曇→雨→晴 1/4×1/4 + 曇→晴→晴 1/4×1/2 = 1/8+1/16+1/8 = 5/16 で、3/16ではない
③ ④
2日後の確率は、1日後の各状態を経由する確率の和で求める。曇である日の2日後に晴である確率=(曇→曇→晴)1/2×1/4+(曇→雨→晴)1/4×1/4+(曇→晴→晴)1/4×1/2=1/8+1/16+1/8=5/16。3/16ではないので、④は不適切である。
マルコフ連鎖のn日後の確率は、遷移確率行列のn乗で求められる。2日後の確率は、中間の日の状態を全て場合分けして確率を足し合わせる。遷移確率行列の各列の和も1(二重確率行列)であれば、定常分布は一様分布となる。
キーワード: マルコフ連鎖、遷移確率、定常分布、確率、情報・論理