平成30年度 I-4-3

科目: 基礎科目 / 分野: 材料・化学・バイオ / 年度: 平成30年度

I-4-3 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

金属材料の腐食について、腐食の定義(化学的・電気化学的作用)、局所腐食、アルミニウムの不働態化、ステンレス鋼の定義(クロム含有)、腐食速度の温度依存性に関する記述から最も適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

金属材料の腐食に関する5つの記述のうち、最も適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 腐食=化学的・電気化学的な劣化(力学的な減量は摩耗)。局所的にも起こり、温度が高いほど速い。アルミニウムは表面の酸化皮膜で不働態化する。ステンレス鋼はクロムを含む
② ①摩耗の説明、②局所的にも起こる、④ニッケルではなくクロム、⑤温度に依存する
③ ③

正解が正しい理由

アルミニウムは、表面に緻密な酸化物皮膜(Al₂O₃)を形成し、これが保護皮膜として内部を保護するため、不働態化して耐食性を示す。したがって③が適切な記述である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

腐食は化学的・電気化学的な作用による金属の劣化であり、力学的な摩耗とは区別する。ステンレス鋼は鉄に約10.5%以上のクロムを含み、表面に緻密な不働態皮膜を形成して耐食性を持つ。アルミニウムも酸化物皮膜により不働態化する。

キーワード: 腐食、不働態、アルミニウム、ステンレス鋼、金属材料、材料・化学・バイオ

出題履歴

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