
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
科学と技術の関わり(原子核分裂と原子力発電、ウイルスの発見と種痘、望遠鏡と土星の環、量子力学とトランジスタ、電磁波とレーダー)の前後関係に関する記述のうち最も不適切なものを選ぶ問題。
科学的発見と技術的応用の前後関係として、最も不適切なものを選ぶ問題。
① 種痘(ジェンナー)は18世紀末で、ウイルスの発見(19世紀末)より約100年早い=技術が科学より先の例
② ②「ウイルスが発見されたのちに種痘が始まった」は順序が逆。①③④⑤は科学→技術(または技術→発見)の順で正しい
③ ②
ジェンナーによる種痘(牛痘接種)は1796年に始まったが、ウイルスが発見されたのは19世紀末である。種痘はウイルスの正体が分かる前に経験的に始まったもので、「ウイルスが発見されたのちに種痘が始まった」とする②は不適切。原子核分裂の発見(1938年)→原子力発電、望遠鏡の発明(17世紀初め)→土星の環の確認、量子力学(1920年代)→トランジスタ(1947年)、電磁波の確認(1888年、ヘルツ)→レーダーは、いずれも順序として正しい。したがって②が正答。
種痘(1796年)はウイルス発見(19世紀末)より先。科学が技術を生むだけでなく、技術・経験が科学に先行する例もある。
キーワード: 科学技術史、種痘、ウイルス、トランジスタ、レーダー、環境・エネルギー・技術