令和元年度(再試験) I-4-3

科目: 基礎科目 / 分野: 材料・化学・バイオ / 年度: 令和元年度(再試験)

I-4-3 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

標準反応ギブズエネルギーΔrG°を、標準反応エンタルピーΔrH°と標準反応エントロピーΔrS°、絶対温度Tで表す式(ギブズ-ヘルムホルツの関係、ΔG=ΔH−TΔS)の空欄補充問題。

解説

この問題で問われていること

標準反応ギブズエネルギーΔrG°を、標準反応エンタルピーΔrH°、標準反応エントロピーΔrS°、絶対温度Tを用いて表す式の空欄を埋める問題。

解き方

① ギブズエネルギー: G = H − TS。温度Tが掛かるのはエントロピーの項だけ(1乗)
② ΔrG° = ΔrH° − T×ΔrS° → ア=ΔrH°、イ=T×ΔrS°
③ ②

正解が正しい理由

定温・定圧下でのギブズエネルギーの変化は、ΔG=ΔH−TΔSで与えられる。標準状態の反応についてはΔrG°=ΔrH°−T×ΔrS°である。したがってア=ΔrH°、イ=T×ΔrS°の組合せである②が正しい。ΔrG°<0であれば、その反応は標準状態で自発的に進行しうる。

各選択肢について

覚えるべきポイント

ギブズエネルギーの定義はG=H−TSで、定温・定圧下での変化ΔG=ΔH−TΔSは反応の自発性の判定に使われる。ΔG<0なら自発的、ΔG=0なら平衡、ΔG>0なら非自発的である。エントロピー項にだけ絶対温度Tが掛かる点を押さえる。

キーワード: ギブズエネルギー、エンタルピー、エントロピー、化学熱力学、材料・化学・バイオ