令和元年度(再試験) I-4-5

科目: 基礎科目 / 分野: 材料・化学・バイオ / 年度: 令和元年度(再試験)

I-4-5 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

DNAの塩基3つの組であるコドンは4×4×4=64通りあるのに、アミノ酸は20種類しかないという一見した矛盾について、遺伝暗号の縮重(1つのアミノ酸に複数のコドンが対応)から説明する問題。

解説

この問題で問われていること

コドンが64通りあるのに対してアミノ酸は20種類しかないという現象について、最も適切な説明を選ぶ問題。

解き方

① 遺伝暗号の縮重: 64個のコドンのうち61個がアミノ酸、3個が終止を指定し、1つのアミノ酸に複数のコドンが対応する
② ①1番目の塩基も意味を持つ、②④コドンが消えたり1対1にまとまったりはしない、⑤修飾は合成後に起こる
③ ③

正解が正しい理由

64種類のコドンのうち、3種類は終止コドン(翻訳の終わりを指定)であり、残りの61種類のコドンが20種類のアミノ酸に対応している。つまり、1種類のアミノ酸に対して複数のコドンが対応している(遺伝暗号の縮重)。この縮重により、64通りのコドンと20種類のアミノ酸の間に矛盾は生じない。したがって「44のコドンのほとんどは20種類のアミノ酸に振り分けられ、1種類のアミノ酸に対していくつものコドンが存在する」とする③が最も適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

コドンは3塩基で64通りあり、そのうち61個がアミノ酸を、3個(UAA、UAG、UGA)が終止を指定する。1つのアミノ酸に複数のコドンが対応することを遺伝暗号の縮重(または冗長性)といい、64>20の一見した矛盾は縮重により説明される。

キーワード: コドン、遺伝暗号、縮重、アミノ酸、DNA、材料・化学・バイオ

出題履歴

同じ問題が計2回出題されています(平成28年度、令和元年度(再試験))。