
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
国際書籍番号ISBN-13のチェックディジット計算式を用いて、番号の一部が読めなくなった箇所(X)の値を求める問題。mod 10の合同式による計算が必要。
ISBN-13番号「978-4-103-34194-X」について、与えられた検査式a13+3a12+a11+3a10+a9+3a8+a7+3a6+a5+3a4+a3+3a2+a1≡0(mod 10)を用いて、読めなくなった最後の桁Xの値を求める問題。
① 検査式: 左の桁から1倍・3倍を交互に掛けて足し、合計が10の倍数になる
② 9+21+8+12+1+0+3+9+4+3+9+12=91 → 91+Xが10の倍数になるのはX=9
③ 9(⑤)
番号の並びから、a13=9, a12=7, a11=8, a10=4, a9=1, a8=0, a7=3, a6=3, a5=4, a4=1, a3=9, a2=4, a1=Xとなる。これを検査式に代入すると、9+3×7+8+3×4+1+3×0+3+3×3+4+3×1+9+3×4+X=9+21+8+12+1+0+3+9+4+3+9+12+X=91+Xとなる。この値が10で割り切れる(mod 10で0と合同である)必要があるので、91+X≡0(mod 10)、すなわちX≡9(mod 10)となり、Xは0〜9の1桁の数字なのでX=9である。したがって⑤が正しい。
ISBN-13のチェックディジットは、各桁に1と3を交互に掛けた重み付き和が10の倍数になるように定められている。未知の桁を求める際は、既知の桁から重み付き和を計算し、10で割った余りを0にするために必要な値を逆算すればよい。
キーワード: ISBN-13、チェックディジット、合同式、情報・論理