
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
⁴⁰Ca・⁴⁰Ar・³⁵Cl・³⁷Clについて、中性子数・電子数・同位体・同素体の関係を問う原子構造の問題。原子番号・質量数・中性子数の関係、同位体と同素体・同重体の違いの理解が必要。
⁴⁰Ca・⁴⁰Ar・³⁵Cl・³⁷Clという4種類の原子について、中性子の数・電子の数・同位体や同素体の関係に関する5つの記述のうち、適切なものを選ぶ問題。
① 左上の数=質量数(陽子+中性子)、左下=原子番号(陽子数=中性の原子の電子数)。同位体=同じ元素で中性子数が違う、同素体=同じ元素の単体で構造が違う(黒鉛とダイヤモンドなど)
② ³⁵Clと³⁷Clは同じ原子番号17なので電子は17個で同じ。①中性子は20と22、②18と20、④別の元素、⑤同位体であって同素体ではない
③ ③
³⁵Clと³⁷Clはいずれも原子番号17(陽子数17)の同じ元素(塩素)であり、電荷がない状態では電子の数は陽子の数と等しく17個で共通しているため、両者の電子の数は等しい。したがって③が正しい。
同位体(同じ原子番号・異なる質量数)、同素体(同じ元素からなる単体で構造が異なるもの)、同重体(異なる元素で質量数がたまたま一致するもの)は、似た用語だが指す対象が全く異なるため、混同しないよう注意する。
キーワード: 同位体、中性子数、原子番号、材料・化学・バイオ
同じ問題が計2回出題されています(平成28年度、令和5年度)。