
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
コロイドに関する凝析、透析、チンダル現象、電気泳動、ゾルとゲルの違いについての記述の正誤を判定する問題。
コロイドに関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。凝析・透析・チンダル現象・電気泳動といった代表的なコロイドの性質と、ゾル・ゲルという状態の区別についての知識が問われている。
① コロイドの用語: 凝析=少量の電解質で疎水コロイドが沈殿、透析=半透膜で分離、チンダル現象=光の通り道が見える、電気泳動=電圧で粒子が動く。ゾル=流動性あり、ゲル=流動性なし(固まった状態)
② ⑤はゾルとゲルが逆
③ ⑤
流動性を持つ(液体状の)コロイドをゾルといい、逆に流動性を失った固体状態のコロイドをゲルという。したがって「流動性のない固体状態のコロイドをゾルという」とする⑤の記述は、ゾルとゲルの定義を取り違えており誤りであり、これが正答(最も不適切なもの)である。
ゾル(流動性のある液体状のコロイド)とゲル(流動性を失った固体状のコロイド、例: ゼリーや寒天)は、どちらも重要なコロイドの状態を表す用語だが、定義が逆であるため混同しないよう注意する。
キーワード: コロイド、ゾルとゲル、チンダル現象、材料・化学・バイオ