令和6年度 I-4-4

科目: 基礎科目 / 分野: 材料・化学・バイオ / 年度: 令和6年度

I-4-4 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

ステンレス鋼のクロム含有率、比強度の定義、純銅・純鉄・純金の電気抵抗率の大小関係、ダイヤモンドの用途、水素脆化に関する記述の正誤を判定する問題。

解説

この問題で問われていること

材料に関する5つの記述のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。ステンレス鋼の定義、比強度の定義式、電気抵抗率の大小関係、ダイヤモンドの用途、水素脆化についての知識が問われている。

解き方

① 比強度=引張強さ÷密度、比剛性=ヤング率÷密度
② ②は比強度を「ヤング率を密度で割る」としており、比剛性と混同している
③ ②

正解が正しい理由

比強度は『引張強度÷密度』で定義される指標で、単位密度当たりの強さを表す。一方、ヤング率を密度で除した量は比剛性(比弾性率)と呼ばれる別の指標である。したがって、比強度を『単位密度当たりの引張強度』としながら『ヤング率を密度で除して求められる』とする②は、比強度と比剛性を混同しており最も不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

比強度(引張強度÷密度)と比剛性(ヤング率÷密度)は、どちらも「単位密度当たりの物性値」という点で似ているが、分子に用いる物性値(強度か弾性率か)が異なる別の指標であることを区別しておく。

キーワード: 比強度、電気抵抗率、水素脆化、ステンレス鋼、材料・化学・バイオ