
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
NOR型のRSフリップフロップに入力(R,S)=(0,1)を与えると出力(Q,Q')=(1,0)となる状態で、入力を(0,0)→(1,0)→(0,0)と変化させたときの出力の変化を求める問題。
RSフリップフロップの動作(セット、リセット、保持)を、回路から追跡する問題。
① NOR型RSフリップフロップ: (R,S)=(0,0)は保持、(0,1)はセット(Q=1)、(1,0)はリセット(Q=0)
② 最初はセット状態(1,0)。(0,0)で保持→(1,0)でリセットされ(0,1)→(0,0)で保持
③ (1,0)→(0,1)→(0,1)(①)
回路は、Q=NOR(R,Q')、Q'=NOR(S,Q)の交差結合である。初期状態は、(R,S)=(0,1)の結果として、(Q,Q')=(1,0)(セット状態)。(R,S)=(0,0)では、前の状態を保持し、(1,0)。次に(R,S)=(1,0)では、Q=NOR(1,Q')=0、Q'=NOR(0,0)=1となり、リセットされて(0,1)。最後に(R,S)=(0,0)に戻しても、状態を保持し、(0,1)のまま。したがって、出力の変化は、(1,0)→(0,1)→(0,1)となり、①が正しい。
■ NOR回路
NORは、2つの入力が両方とも0のときだけ1を出力し、どちらか一方でも1なら0を出力する回路です。
■ この回路の読み方
上のNORには入力Rと、下のNORの出力Q'が入り、その出力がQです。下のNORには入力Sと、上のNORの出力Qが入り、その出力がQ'です。出力が互いの入力に戻っているため、入力が両方0のときは直前の状態がそのまま保たれます(記憶する回路)。R=1を入れるとQが0に切り替わります(リセット)。
NOR型RSフリップフロップ: (R,S)=(0,0)は保持、(0,1)はセット(Q=1)、(1,0)はリセット(Q=0)、(1,1)は禁止。
キーワード: RSフリップフロップ、順序回路、NOR回路、セット、リセット、保持、記憶素子、情報工学部門