
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
ページング方式の仮想記憶システムにおいて、スラッシングが発生した際の対処方法として、最も適切なものを選ぶ問題。正答は、同時に実行するプロセスを減らす。
スラッシングの原因と、その対処法を確認する問題。
① スラッシング=主記憶が足りずページの入れ替えばかり起きる状態。対策は、同時に動かすプロセスを減らす、または主記憶を増やす
② ①主記憶を減らすと悪化。③④⑤は補助記憶側の対策で、主記憶不足は解決しない
③ ②
スラッシングは、主記憶に対して、同時に実行するプロセスが多すぎ、各プロセスが使用するページを主記憶に保持できなくなって、ページフォルトとページの入れ替え(ページイン・ページアウト)が頻発し、CPUが本来の処理を進められず、性能が急激に低下する現象である。対処としては、同時に実行するプロセス(多重度)を減らして、各プロセスに十分な主記憶を割り当てる、または、主記憶の容量を増やす。したがって②が最も適切である。
スラッシング=ページフォルトが多発して、CPUがほとんど処理を進められなくなる現象。対策: 多重度を下げる、主記憶を増やす、ワーキングセットを考慮したスケジューリング。
キーワード: スラッシング、ページング、仮想記憶、ページフォルト、多重度、主記憶、情報工学部門