
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
画像空間領域のフィルタリングで、3×3の行列から構成される画素フィルタを畳み込み関数として用いるとき、鮮鋭化処理を行うフィルタとして最も適切なものを選ぶ問題。中心が5、上下左右が−1の行列が該当する。
画像処理で用いる各種の3×3フィルタの係数から、鮮鋭化(シャープネス)フィルタを見分ける問題。
① フィルタの見分け方: 全部正の値で合計1=平滑化、中心が負で合計0=ラプラシアン(エッジ検出)、中心が大きな正で周りが負・合計1=鮮鋭化
② ⑤は中心5・上下左右−1で、合計 5−4=1 → 鮮鋭化。①はラプラシアン、②④は平滑化、③は1次微分
③ ⑤
鮮鋭化フィルタは、注目画素を強調し、周囲との差を強調するフィルタで、中心の係数が正の大きな値で、周囲の係数が負の値となり、係数の総和が1になる。中心が5で、上下左右が−1、四隅が0の行列(0,−1,0/−1,5,−1/0,−1,0)は、総和が5−4=1で、鮮鋭化フィルタである。したがって⑤が最も適切である。
平滑化フィルタ=係数がすべて正で総和が1。ラプラシアン=総和が0でエッジ検出。鮮鋭化=中心が大きな正で、周囲が負、総和が1。
キーワード: 鮮鋭化フィルタ、畳み込み、ラプラシアン、移動平均フィルタ、画像処理、空間フィルタ、情報工学部門