平成29年度 III-21

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 平成29年度

III-21 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

流れ図(条件A、B、Cの判定と命令文D、E、例外F)において、パス網羅が100%になるために必要なテストケース数を求める問題。判定条件は独立と仮定する。

解説

この問題で問われていること

パス網羅(すべての実行経路を1回ずつ通すテスト)に必要なテストケース数を、流れ図の経路数から求める問題。

解き方

① パス網羅に必要なテストケース数=始めから終わりまでの経路の数。途中で終わる枝も1経路と数える
② A=trueで例外Fへ終わる経路1通り。A=falseではBの2通り×Cの2通り=4通り
③ 1+4=5個(③)

正解が正しい理由

条件Aがtrueの場合は、例外Fを実行して終了する経路が1通りである。条件Aがfalseの場合は、条件Bのtrue/falseの2通りと、条件Cのtrue/falseの2通りを組み合わせた2×2=4通りの経路がある。合計は、1+4=5通りで、パス網羅を100%にするには、5個のテストケースが必要となる。したがって③が正しい。

この問題で必要な基礎

■ パス網羅とは
パス網羅は、流れ図の開始から終了までの「通り道(パス)」を、全ての組合せについて1回ずつ通るようにテストすることです。分岐が順番に並んでいると、それぞれの分岐のtrue/falseの組合せの数だけ通り道が増えます(条件B・Cが2通りずつなら2×2=4通り)。

■ 例外で抜ける経路
条件Aがtrueのときは例外Fを通ってすぐ終了するので、条件B・Cを通りません。この経路は1通りだけです。

各選択肢について

覚えるべきポイント

パス網羅=すべての経路を網羅。経路数は、直列の分岐では積、並列(選択)では和になる。ここでは、1(A=true)+2×2(A=false)=5。

キーワード: パス網羅、テストケース数、流れ図、ホワイトボックステスト、経路、分岐、情報工学部門