
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
期間15日のプロジェクトで7日目の終了時にアーンドバリュー分析(BAC150、PV70、EV60、AC90、単位は万円)を行い、現在のコスト効率が今後も続く場合の完成時総コスト見積り(EAC)を求める問題。
EVMの指標(CPI、EAC)の計算を問う問題。
① CPI=EV÷AC。今の効率が続く場合の完成時総コストEAC=BAC÷CPI
② CPI=60÷90=2/3 → 150÷(2/3)=225
③ 225万円(④)
コスト効率指数CPI=EV÷AC=60÷90=2/3。現在のコスト効率が今後も続く場合の完成時総コスト見積りEAC=BAC÷CPI=150÷(2/3)=225万円。したがって④が正しい。別の求め方として、残りの作業(BAC−EV=90)を、現在のコスト効率(2/3)で行うので、残りのコストは90÷(2/3)=135万円で、これに、実コスト90万円を加えると、225万円となる。
■ EVMの用語
・BAC(完成時総予算): プロジェクト全体の予算
・PV(プランドバリュー): 今日までに終わっている予定だった作業の予算
・EV(アーンドバリュー): 今日までに実際に終わった作業の予算上の価値(出来高)
・AC(実コスト): 今日までに実際にかかった費用
■ コスト効率CPI
CPI=EV÷ACは、「使ったお金1あたり、予算上いくら分の作業ができたか」です。この問題では60万円分の作業に90万円かかっているので、CPI=2/3(予算の1.5倍のお金がかかる効率)です。この効率のまま全体(BAC=150万円分)を仕上げると、150÷(2/3)=225万円かかる見込みになります。
EVMの主な指標: CV=EV−AC、SV=EV−PV、CPI=EV/AC、SPI=EV/PV。EAC(現在の効率が続く場合)=BAC/CPI、EAC(残りは予算通り)=AC+(BAC−EV)。
キーワード: アーンドバリューマネジメント、EVM、EAC、CPI、BAC、コスト効率、プロジェクト管理、情報工学部門