
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
アルファベットA={a,b,c,d}に対する符号C1〜C5について、正則、一意復号可能、瞬時符号の性質を判定する問題。正答はC4(固定長2ビットで一意復号可能かつ瞬時符号)。
符号の性質(正則、一意復号可能、瞬時符号=語頭符号)の定義を、具体的な符号表に当てはめる問題。
① 符号の性質: 正則=記号ごとに違う符号語、一意復号可能=区切りが一通りに決まる、瞬時符号=どの符号語も他の符号語の頭の部分になっていない(瞬時符号なら一意復号可能)
② C1はcとdが同じ、C2は「10」がbaともcとも読める、C3は01が011の頭、C5は頭の重なりがなく瞬時符号。C4は2ビット固定長で重なりなし
③ ④
符号C4は、a=00、b=01、c=10、d=11で、すべて2ビットの固定長である。異なる記号に、異なる符号語が割り当てられ(正則)、固定長なので、符号語の切れ目が一意に定まり、一意復号可能である。また、どの符号語も、他の符号語の語頭(接頭語)になっていないため、瞬時符号でもある。したがって④が最も適切である。
瞬時符号=どの符号語も他の符号語の語頭にならない(語頭条件)。瞬時符号は必ず一意復号可能。符号語が重複すれば正則でなく、切れ目が一意でなければ一意復号可能ではない。
キーワード: 情報源符号化、一意復号可能、瞬時符号、語頭条件、正則符号、可変長符号、情報工学部門