令和元年度(再試験) III-32

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和元年度(再試験)

III-32 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

楕円曲線暗号に関する記述のうち最も適切なものを選ぶ問題。同程度の安全性であれば、RSA暗号に比べて鍵長を短くできることが特長。

解説

この問題で問われていること

楕円曲線暗号の特徴(短い鍵長で同等の安全性、公開鍵暗号、署名にも利用可能)を確認する問題。

解き方

① 楕円曲線暗号=公開鍵暗号の一種。同じ安全性ならRSAより鍵が短く、計算も軽い。暗号化にも署名(ECDSA)にも使え、すでに広く実用されている
② ①署名にも使える、③処理はむしろ軽い、④共通鍵ではない、⑤実用済み
③ ②

正解が正しい理由

楕円曲線暗号(ECC)は、楕円曲線上の離散対数問題の困難性を利用する公開鍵暗号で、RSAと同程度の安全性を、より短い鍵長で実現できる(例えば、256ビット程度のECCが、3072ビット程度のRSAに相当)。そのため、処理が軽く、モバイルやICカードなどにも向く。したがって②が最も適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

楕円曲線暗号(ECC)は、短い鍵で高い安全性(RSAの約1/10の鍵長)を得られる公開鍵暗号。鍵交換(ECDH)や署名(ECDSA)に使う。

キーワード: 楕円曲線暗号、ECC、RSA、鍵長、公開鍵暗号、デジタル署名、ECDSA、情報工学部門