令和元年度(再試験) III-33

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和元年度(再試験)

III-33 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

通信速度が128kビット/秒のネットワークで、符号化速度が160kビット/秒の音声データ6.4Mバイトをダウンロードしながら途切れなく連続再生するとき、再生開始前に必要な最低バッファリング時間を求める問題。

解説

この問題で問われていること

ダウンロード速度が再生速度より遅い場合に、途切れずに再生するための、最低バッファリング時間を求める問題。

解き方

① 途切れず再生するには、再生の終わりがダウンロードの終わり以降になればよい: 待ち時間=ダウンロード時間−再生時間
② 6.4Mバイト=51,200kビット。ダウンロード51,200÷128=400秒、再生51,200÷160=320秒
③ 400−320=80秒(①)

正解が正しい理由

データ量は、6.4Mバイト=6,400kバイト=51,200kビット。再生に必要な時間は、51,200÷160=320秒。ダウンロードに必要な時間は、51,200÷128=400秒。ダウンロードの終了(400秒)までに、再生が追いつかないようにするためには、再生開始をt秒遅らせたとき、t+320≥400が必要となる。よってt≥80秒。最低80秒のバッファリング時間が必要で、①が正しい。

この問題で必要な基礎

■ 単位のそろえ方
問題文にあるとおり1Mバイト=1000kバイト、さらに1バイト=8ビットです。6.4Mバイト=6,400kバイト=6,400×8=51,200kビットとして、ビット/秒の速度で割ります。

■ 途切れずに再生できる条件
再生はダウンロードより速く進む(160kビット/秒>128kビット/秒)ので、すぐに再生を始めると途中でデータが足りなくなります。再生の終わりがダウンロードの終わりより後になるよう、最初に待つ(バッファリングする)必要があります。

各選択肢について

覚えるべきポイント

途切れなく再生するには、再生の終了時刻がダウンロードの終了時刻以降になればよい。最低バッファリング時間=ダウンロード時間−再生時間。

キーワード: ストリーミング再生、バッファリング、通信速度、符号化速度、データ量、音声データ、情報工学部門