
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
CPUと主記憶の間に配置されるキャッシュに関する記述のうち最も適切なものを選ぶ問題。局所性、ディレクトリ方式、階層キャッシュ、ライトスルー方式、ライトバック方式とコヒーレンシ問題を問う。
キャッシュの効果、書込み方式、コヒーレンシの問題を理解しているかを問う問題。
① キャッシュの基本: 局所性(近い場所を繰り返し使う)で効く、CPUに近い方が1次、ライトスルー=毎回主記憶にも書く、ライトバック=キャッシュだけ先に書いて後で反映
② ライトバックでは主記憶が古いままの時間があるので、CPUを通らないDMAで読むと古いデータになる(⑤)。④はライトバックの特徴
③ ⑤
ライトバック方式は、書込みをまずキャッシュだけに行い、主記憶への反映は後で行う。そのため主記憶には最新のデータがない期間があり、その領域に、CPUを介さないDMAでアクセスすると、古い(誤った)データが読み出される。このコヒーレンシ問題への対策が必要となる。したがって⑤が最も適切である。
ライトスルー=書込みのたびに主記憶へも反映(単純、書込み回数多)、ライトバック=キャッシュのみ更新し追出し時に反映(高速だが、コヒーレンシ対策が必要)。
キーワード: キャッシュメモリ、ライトバック、ライトスルー、コヒーレンシ、DMA、ディレクトリ方式、情報工学部門