
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
PERT手法におけるアローダイアグラムの解釈として、どの作業を1日短縮できれば全体の作業も1日短縮できるかを選ぶ問題。クリティカルパス(最長経路)の判定を問う。
アローダイアグラムから、クリティカルパスを求め、どの作業の短縮が全体の短縮につながるかを判断する問題。
① 全体を縮めるには、最長の経路(クリティカルパス)上の作業を縮める。最長の経路が複数あるときは、全部に共通する作業でないと縮まらない
② A→B→E→G→H=28、A→B→D→G→H=28、A→C→D→G→H=27、A→C→F→G→H=24。28日の2本に共通するのはA→B
③ A→B(⑤)
始点Aから終点Hまでの経路の所要日数は、A→B→E→G→H=8+8+5+7=28日、A→B→D→G→H=8+3+10+7=28日、A→C→D→G→H=4+6+10+7=27日、A→C→F→G→H=4+6+7+7=24日。最長は28日で、クリティカルパスは、A→B→E→G→HとA→B→D→G→Hの2本。A→Bの作業は、この2本の両方に含まれるため、1日短縮すれば、全体も1日短縮できる。したがって⑤が最も適切である。
クリティカルパスが複数ある場合は、すべてのクリティカルパスに共通する作業を短縮しないと、全体の工期は短縮できない。
キーワード: PERT、アローダイアグラム、クリティカルパス、工程短縮、最長経路、プロジェクト管理、情報工学部門