令和3年度 III-17

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和3年度

III-17 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

インターネットに関わる事象につき、著作権に関する記述のうち最も不適切なものを選ぶ問題。公衆送信権、翻案権、二次創作、違法ダウンロード規制などの理解を問う。

解説

この問題で問われていること

インターネット上の著作物の利用に関する著作権法の規定を確認する問題。

解き方

① 著作者の主な権利: 公衆送信権(ネットでの流通を止められる)、翻案権(翻訳・脚色などの二次創作を止められる)
② ③は「翻案権がない」としているが、オリジナルの作者は翻案権を持つ
③ ③

正解が正しい理由

著作者は、自分の著作物を原作にして翻訳、編曲、脚色、映画化などの二次的著作物を作る権利(翻案権)を持っている(著作権法第27条)。二次創作が盛んに発表されているのは、翻案権がないからではなく、実際には、権利者が黙認している場合や、許諾を得ている場合が多いというのが実態。オリジナルの作者に翻案権がないとする③は不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

著作者は、複製権、公衆送信権、翻案権(二次的著作物の作成)などを持つ。違法ダウンロード規制は、保存を伴うダウンロードが対象で、単なる視聴は対象外。

キーワード: 著作権、公衆送信権、翻案権、二次創作、違法ダウンロード、著作権法改正、情報工学部門