令和5年度 III-28

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和5年度

III-28 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

分散データベースの特性(整合性、可用性、分断耐性、CAP定理、結果整合性)に関する記述のうち、最も適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

CAP定理と分散データベースの特性に関する5つの記述のうち、最も適切なものを選ぶ問題。

解き方

① CAP定理: 整合性・可用性・分断耐性の3つを同時にすべては満たせない。分断耐性=ネットワークが分断されても動き続ける
② ①強い整合性が要る場面で結果整合性では不十分、②可用性+分断耐性では古い値を返すことがある、④整合性+分断耐性では応答しないコンピュータが出る、⑤3つ全部は無理
③ ③

正解が正しい理由

分断耐性(Partition tolerance)は、ネットワークなどが切断された際にも、少なくとも一部のコンピュータが妥当な応答を返せることを指す。分断耐性を備えた分散データベースは、ネットワーク的にシステムが分断されても、システムとして機能を継続できる。したがって③が最も適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

CAP定理: 分散システムでは、整合性(C)、可用性(A)、分断耐性(P)のうち、同時に満たせるのは2つまで。ネットワーク分断は避けられないため、実際にはCとAのどちらを優先するかを選ぶ。

キーワード: CAP定理、分散データベース、整合性、可用性、分断耐性、結果整合性、情報工学部門