
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
自動販売機の投入金額に応じた販売ランプの点灯・消灯、販売、残高確認を表す状態遷移図で、遷移条件(A)〜(C)に入る残高と価格の大小関係の組合せを選ぶ問題。
状態遷移図のガード条件を、残高と価格の関係から補う問題。
① 状態遷移の条件は、分かれる2本の条件が漏れなく重ならないようにする。価格ちょうどでも買える(残高≧価格で販売可)
② A(販売可へ)=残高≧価格。残高確認からの分かれ道はB(販売不可へ)=残高<価格、C(販売可へ)=残高≧価格
③ ①
販売不可の状態から販売可の状態への遷移(A)は、残高が価格以上になったとき(販売ランプ点灯)なので、残高≧価格。残高確認の状態から販売不可へ戻る遷移(B)は、残高が価格に満たないとき(商品ランプ消灯)なので、残高<価格。残高確認から販売可へ遷移する(C)は、残高が価格以上のままのとき(販売ランプ点灯)なので、残高≧価格である。BとCは、残高確認後の分岐であり、互いに排他的で漏れがない条件になる必要があり、残高<価格と残高≧価格が対応する。したがってA=残高≧価格、B=残高<価格、C=残高≧価格の①が正しい。
状態遷移図のガード条件は、同じ状態から出る遷移で排他的かつ網羅的になるよう定める。境界(等号)の扱いに注意する。
キーワード: 状態遷移図、UML、自動販売機、ガード条件、状態機械、情報工学部門