令和7年度 III-20

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和7年度

III-20 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

ソフトウェア開発のプロセスモデル(スパイラルモデル、コードアンドフィックスモデル、インクリメンタルモデル、フォーマルメソッド、ウォーターフォールモデル)について、業務背景と適用するモデルの組合せとして最も不適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

業務背景に対して適用するソフトウェア開発プロセスモデルとして、最も不適切な事例を選ぶ問題。

解き方

① 要求が決まっていない部分を早めに確かめたいなら、試作品を見せながら進める「プロトタイピング」。コードアンドフィックスは設計せずに書いては直すだけのやり方
② ②は画面が決まらず初期に確認したい事例なのに、コードアンドフィックスを当てている。①スパイラル、③インクリメンタル、④フォーマルメソッド、⑤ウォーターフォールは事例に合っている
③ ②

正解が正しい理由

②は、ビジネスルールは整理されているが、具体的なユーザインタフェースが決められないため、初期に確認しながら進めたいという事例である。この場合、試作品(プロトタイプ)を作成して利用者に確認しながら進める「プロトタイピングモデル」が適切であり、コードアンドフィックスモデル(仕様や設計を十分に行わずに、コードを書いては修正を繰り返す場当たり的な開発)を適用するのは不適切である。したがって②が最も不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

プロセスモデルは、要求の明確さ、変更可能性、リスク、期間・コストなどで選ぶ。要求が不明確ならプロトタイピングやスパイラル、早期リリースはインクリメンタル、高信頼性はフォーマルメソッド、要求が明確で安定ならウォーターフォール。

キーワード: プロセスモデル、スパイラルモデル、ウォーターフォール、インクリメンタルモデル、フォーマルメソッド、コードアンドフィックス、情報工学部門