令和7年度 III-8

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和7年度

III-8 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

組合せ回路及び順序回路の簡単化・最適化について、AND素子の入力数と遅延時間、NOT素子の数、ドントケア出力、同期式順序回路の状態数とフリップフロップ数、ミーリーグラフの状態統合に関する記述のうち最も適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

組合せ回路・順序回路の簡単化・最適化に関する5つの記述のうち、最も適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 状態数が減ると、状態を覚えるフリップフロップ(状態数nなら⌈log₂n⌉個)も、次状態・出力の組合せ回路も減る
② ①②③は「〜しても小さくできない」で、実際は入力数・NOT素子を減らす、ドントケアを利用する、で小さくできる。⑤は統合できる状態の条件(次状態も等価)が違う
③ ④

正解が正しい理由

同期式順序回路では、状態数が少ないほど、状態を記憶する状態レジスタを構成するフリップフロップの数が少なくて済む(状態数nに対して⌈log2 n⌉個)。また、次状態や出力を生成する組合せ回路も簡単になり、回路全体の規模が小さくなる。したがって④が最も適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

順序回路の状態数を最小化すると、フリップフロップ数と組合せ回路が減って回路が小さくなる。状態統合の条件は、任意の入力に対して同じ出力を返し、次状態も等価であること。ドントケアの活用も回路の簡単化に有効。

キーワード: 論理回路、順序回路、状態数の最小化、ドントケア、フリップフロップ、ミーリーマシン、情報工学部門