
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
900個の元をもつ全体集合Uに含まれる3つの集合A、B、Cの元の個数と共通部分の個数から、和集合の補集合の元の個数を包除原理により求める問題。
全体集合Uの元が900個、集合A、B、Cの元の個数や共通部分の個数が与えられたとき、A∪B∪Cの補集合の元の個数を求める問題。
① |A∪B∪C|=|A|+|B|+|C|−(2つずつの重なり)+(3つ全部の重なり)。補集合=全体−和集合
② 300+180+128−60−43−26+9=488 → 900−488=412
③ 412(②)
包除原理より、|A∪B∪C|=|A|+|B|+|C|−|A∩B|−|A∩C|−|B∩C|+|A∩B∩C|=300+180+128−60−43−26+9=488。補集合の元の個数は全体900から引いて、900−488=412個となる。したがって②が正しい。
■ 記号の意味
・A∪B∪C(和集合): A・B・Cの少なくとも1つに入っている元の集まり
・A∩B(積集合): AとBの両方に入っている元の集まり
・補集合(上に線): 全体Uのうち、その集合に入っていない元の集まり
■ 包除原理のしくみ
|A|+|B|+|C|と単純に足すと、2つの集合に入っている元は2回、3つ全部に入っている元は3回数えられてしまいます。そこで2つずつの重なり(A∩B等)を引きますが、3つ全部に入っている元は3回引かれて0回になってしまうので、最後に|A∩B∩C|を1回分足し戻します。
3つの集合の和集合の元の個数は、|A∪B∪C|=|A|+|B|+|C|−|A∩B|−|B∩C|−|C∩A|+|A∩B∩C|(包除原理)で求める。補集合の元の個数は全体の個数から引いて求める。求めるのが和集合か補集合かに注意する。
キーワード: 集合、包除原理、補集合、和集合、情報・論理