令和6年度 I-2-4

科目: 基礎科目 / 分野: 情報・論理 / 年度: 令和6年度

I-2-4 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

パリティビットによる伝送誤り検出の性質を問う問題。1ビットのパリティ符号でどこまでの誤りを検出でき、どこから検出できなくなるかの理解が必要。

解説

この問題で問われていること

元データ中の1のビット数の偶奇に応じて1ビットの符号(パリティビット)を付加する誤り検出方式について、その性質に関する記述の正誤を判定する問題。

解き方

① パリティ(1の個数を偶数にそろえる): 1ビットの誤りは検出できるが、2ビット同時の誤りは偶奇が変わらず検出できない。どのビットかは特定できない
② ①②のデータ長の制限はない。③位置は特定できない。④付加ビットは必ず決まる
③ ⑤

正解が正しい理由

この方式は、符号を付加した後の全体(元データ+付加ビット)に含まれる「1」の個数が常に偶数になるように付加ビットを決める偶数パリティである(例:1010100→10101001)。1ビットだけが反転すると全体の「1」の個数の偶奇が変わるため誤りを検出できる。しかし2ビットが同時に反転すると、「1」の個数の変化は+2、0、−2のいずれかで偶奇が保たれるため、受信側の検査では誤りが検出できない。したがって「データの中の2ビットが反転した場合には、伝送誤りを検出できない」とする⑤が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

1ビットのパリティ検査は、反転したビット数が奇数(1, 3, 5…)のときは必ず検出できるが、偶数(2, 4…)のときは「1」の個数の偶奇が変わらないため検出できない。また、誤りを検出できても、どのビットが反転したかを特定する能力(誤り訂正)は持たない点も重要。

キーワード: パリティビット、誤り検出、偶奇性、情報・論理

出題履歴

同じ問題が計2回出題されています(平成28年度、令和6年度)。