
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
集合の直積集合から別の集合への写像の総数を求める問題。有限集合間の写像の個数を求める公式(累乗)についての知識が必要となる。
集合A={a,b,c}と集合B={α,β}の直積集合A×Bから、集合C={x,y}への写像fの総数を求める問題。
① 写像の総数=(行き先の要素数)の(出発側の要素数)乗
② A×Bは3×2=6個、行き先Cは2個 → 2⁶=64
③ 64(③)
有限集合XからYへの写像(関数)の総数は|Y|の|X|乗で求められる。直積集合A×Bの要素数は|A|×|B|=3×2=6個であり、写像先の集合Cの要素数は|C|=2個なので、写像の総数は2の6乗=64通りとなる。
■ 直積集合A×Bとは
Aの要素とBの要素を1つずつ組にしたものの集まりです。(a,α)、(a,β)、(b,α)、(b,β)、(c,α)、(c,β)の6個になります。
■ 写像の数え方
写像fは、A×Bの6個の要素それぞれに、Cの要素(xかy)を1つずつ割り当てる規則です。6個の要素はそれぞれ独立に「xかyか」の2通りを選べるので、全体の選び方は2×2×2×2×2×2=2の6乗=64通りになります。正解の理由にある「|Y|の|X|乗」は、この考え方を式にしたものです。
有限集合XからYへの写像の総数は「|Y|の|X|乗」で求められる。また直積集合A×Bの要素数は各集合の要素数の積|A|×|B|になることも合わせて押さえておくとよい。
キーワード: 写像、直積集合、集合の要素数、情報・論理