
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
PC2台、ファイルサーバ1台、プリンタ2台で構成される情報処理システムの稼働率(PC0.95、ファイルサーバ0.99、プリンタ0.9、ファイルサーバは必須、PCとプリンタは各1台稼働で可)を求める問題。
直列と並列を組み合わせたシステムの稼働率を求める問題。
① 直列=稼働率の積。どれか1台でよい並列=1−(故障率の積)
② PC: 1−0.05²=0.9975、プリンタ: 1−0.1²=0.99、サーバ: 0.99 → 0.99×0.9975×0.99≒0.978
③ 0.98(④)
システムが稼働できる条件は、ファイルサーバが稼働、かつPC2台のうち少なくとも1台が稼働、かつプリンタ2台のうち少なくとも1台が稼働、である。PCの並列部分の稼働率は、1−(1−0.95)²=1−0.0025=0.9975。プリンタの並列部分の稼働率は、1−(1−0.9)²=1−0.01=0.99。ファイルサーバは0.99。これらが直列なので、システムの稼働率は、0.99×0.9975×0.99≒0.9777≒0.98である。したがって④が正しい。
■ 稼働率
稼働率は、その装置が動いている確率です。故障している確率は「1−稼働率」です。
■ 直列と並列
・全てが動いていないとシステムが動かない部分(直列)は、各稼働率の掛け算です。
・どれか1台が動いていればよい部分(並列)は、「全部が同時に故障する」とき以外は動くので、1−(各故障率の掛け算)です。PC2台なら、2台とも故障する確率は0.05×0.05=0.0025なので、PC部分の稼働率は1−0.0025=0.9975です。
この問題では、ファイルサーバ・PC部分・プリンタ部分の3つが全部動く必要があるので、3つを直列として掛け合わせます。
稼働率: 直列=各稼働率の積、並列=1−(各故障率の積)。並列部分を先にまとめ、全体を直列で掛け合わせる。
キーワード: 稼働率、信頼性設計、直列と並列、システムの信頼度、RAS、情報工学部門
同じ問題が計2回出題されています(令和2年度、令和4年度)。