
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
2017年以降に顕在化した品質不正問題(検査データの書き換え、不適切な検査等)の原因や組織風土に関する記述の正誤を判定する問題。
品質不正問題に関する5つの記述の正誤の組合せを選ぶ問題。
① 品質不正は、長年の組織風土の問題で、他社にも教訓になる。トップのリーダーシップが風土に強く関係し、部門間の責任の不明瞭さや忖度も原因になる
② ア(他社の参考にならない)×、イ(単発的)×、エ(個々の構成員の問題)× → ⑤だけ
③ ×・×・○・×・○(⑤)
(ア)品質不正の原因は業態や風土に関係するが、他社にとっても教訓となるため「参考にならない」は誤り。(イ)発覚した品質不正は長期間・組織的に続いていたものが多く、単発的ではないため誤り。(ウ)組織の風土にはトップのリーダーシップが強く関係し、正しい。(エ)企業倫理の取組があっても不正は起きており、組織の問題であって個々の構成員の問題に帰すのは誤り。(オ)部門ごとの責任の不明瞭さや他部門への忖度といった事例も見られ、正しい。したがって⑤が正しい。
品質不正は個人ではなく組織の問題(風土・トップの姿勢・部門間の関係)として捉え、他社の事例からも学ぶ。
キーワード: 品質不正、検査データ改ざん、組織風土、企業倫理、適性科目