令和3年度 II-14

科目: 適性科目 / 分野: 適性科目 / 年度: 令和3年度

II-14 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

個人情報保護法に基づく個人情報の取扱いについて、学習塾での生徒の連絡先の提供、クレジットカード会社による加盟店への連絡先提供、同意なきアルバイト勧誘の電話、電子メール一斉送信時のCC使用に関する(ア)〜(エ)の正誤の組合せを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

個人情報の取扱いに関する4つの事例(ア〜エ)の適否を判定し、正誤の組合せを選ぶ問題。

解き方

① 個人情報の基本: 本人の同意なく第三者に渡さない、集めたときの利用目的の範囲で使う、一斉メールはBCCで送る
② ア・イは同意なしの第三者提供、ウは目的外利用、エはCCでアドレスが他の顧客に見える。4つとも×
③ すべて×(⑤)

正解が正しい理由

(ア)学習塾が生徒名簿の生徒Bとその保護者の氏名・住所・電話番号を、本人の同意なしに生徒Aの保護者に伝えるのは、個人データの第三者提供に当たり、原則として本人の同意が必要なため不適切(×)。(イ)クレジットカード会社が、カードホルダーの連絡先を加盟店へ伝えるのも、加盟店は第三者であり、本人の同意を得たとは書かれていないため、第三者提供に当たり不適切(×)。(請求処理に必要な範囲で黙示の同意が認められる場面も考え得るが、個別の事情によって結論が変わり得る。問題文には同意の事実が示されていないので×とする。)(ウ)ポイントプログラム登録時に取得した電話番号を、アルバイト勧誘という当初の利用目的(ポイントサービス提供)の範囲を超えて、同意を得ずに利用するのは目的外利用であり、不適切(×)。(エ)複数の顧客にメールを一斉送信する際に、宛先をCCに入力すると、他の顧客のメールアドレスが受信者全員に開示され、個人データの漏えいに当たるため、BCCを使うなどの配慮が必要で、不適切(×)。したがってすべて×の⑤が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

個人情報は、利用目的の範囲内で利用し、第三者提供には原則として本人の同意が必要。メールの一斉送信では、他の宛先が見えるCC・TOに入力せず、BCCを用いるなどの配慮を行う。

キーワード: 個人情報保護法、個人データ、第三者提供、目的外利用、メール誤送信、BCC、適性科目