
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
科学技術に携わる者の説明責任(accountability)について、説明を受ける側の努力、利益相反の開示、研究実施における説明責任、守秘義務との両立に関する(ア)〜(エ)の記述の正誤の組合せを選ぶ問題。
説明責任に関する4つの記述(ア〜エ)の正誤の組合せを選ぶ問題。
① 説明責任のポイント: 説明を受ける側にも努力が要る、利益相反は開示する、研究で共有すべき価値の1つ、守秘義務と両立させる
② ア〜エはどれもこの考え方どおりで、×にすべきものがない
③ すべて○(①)
(ア)説明責任の遂行では、説明する側の努力に加え、説明を受ける側にも受け入れるための相応の努力が重要である。正しい(○)。(イ)利益相反の可能性がある場合には、説明責任と公正さを重視し、雇用者や依頼者に対し、利益相反に関連する情報を開示する。正しい(○)。(ウ)公正で責任ある研究活動を推進するうえで、どの研究領域でも共有されるべき「価値」の1つに、研究実施における説明責任がある。正しい(○)。(エ)守秘義務と説明責任のはざまにおかれることがあり、守秘義務を果たしつつ説明責任を果たすことが求められる。正しい(○)。したがってすべて○の①が正しい。
説明責任は、説明する側・受ける側双方の努力、利益相反の開示、研究実施における価値としての位置づけ、守秘義務との両立といった観点で捉える。
キーワード: 説明責任、アカウンタビリティ、利益相反、守秘義務、研究倫理、適性科目