
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
大学における安全保障貿易管理(輸出管理)の事例として、ドローンの発送、リスト規制に該当するセンサーを内蔵したロボットの輸出、外国出張での非公開情報の交換、赤外線カメラのハンドキャリー、自作測定装置の持出しのうち、最も適切なものを選ぶ問題。
輸出管理に関する5つの事例のうち、最も適切なものを選ぶ問題。
① 輸出管理は大学でも同じ: 貨物・技術を出す前に学内手続と該非判定。自作の装置、手荷物での持出し、非公開情報のやり取りも対象になり得る
② 手続をして規制に該当しないと確認してから輸出したのは②だけ。①⑤は手続なし、③は非公開なのに「公知」、④は直前の渡航申請だけ
③ ②
②は、ロボットの輸出に際して、リスト規制に該当するセンサーが内蔵されているため学内手続の申請を行い、センサーが主要な要素になっていないことを確認して、規制に該当しないと判断された上で輸出しており、学内の輸出管理手続に従った適切な事例である。①は学内手続をせずに発送しており不適切。③は非公開の情報を用いた情報交換なのに「公知」と記載しており不適切。④は赤外線カメラを携行するのに、直前に渡航申請だけで済ませており、事前の該非判定・手続が不十分で不適切。⑤は自作の装置でも輸出管理の対象になり得るのに手続をせず持ち出しており不適切。したがって②が最も適切である。
大学でも、貨物の輸出や技術の提供・持出しは、事前に学内の輸出管理手続と該非判定を行う。自作装置、手荷物(ハンドキャリー)、非公開の情報の交換、外国出張も対象になり得る。
キーワード: 安全保障貿易管理、輸出管理、リスト規制、該非判定、技術提供、大学、適性科目