
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
安全保障貿易管理に関する事例(新規取引先への評価用サンプル輸出、該非判定書の使い回し、取引審査なしの新規取引、リスト規制品の出荷管理)のうち、適切なものの数を選ぶ問題。
安全保障貿易管理に関する4つの事例(ア〜エ)のうち、適切なものの個数を答える問題。
① 輸出管理の基本: 輸出の前に該非判定と取引審査(用途・需要者の確認)を行う。国内で手に入る・取引先を信頼している・昔の判定書がある、はどれも確認を省く理由にならない
② ア(国内で入手可能だから規制なし)・イ(判定書を確認せず使い回し)・ウ(紹介だけで即取引)は×。エだけが手順どおり
③ 1つ(②)
(ア)国内で容易に入手できる製品でも、輸出には該非判定が必要で、規制の有無は国内入手性では判断できない。サンプルであっても、取引実績のない海外の相手先に、確認なしで急いで輸出するのは不適切(×)。(イ)メーカーから該非判定書を入手しても内容を確認せず、法令改正も確認せずに5年前の判定書を使い回すのは不適切(×)。(ウ)非該当品でも、新規取引先について用途・需要者の確認(取引審査、キャッチオール規制の確認)が必要で、信頼するA社からの紹介だけですぐに取引を開始するのは不適切(×)。(エ)リスト規制品について、該非判定と取引審査の結果を出荷部門へ連絡し、出荷部門で完了確認、輸出するものと審査したものとの同一性、輸出許可の取得の有無を確認して出荷するのは適切(○)。適切なものは1つで、②が正しい。
輸出・技術提供の前には、該非判定と取引審査(用途・需要者の確認)が必要である。国内入手性や取引先への信頼、過去の判定書の使い回しで済ませてはならず、出荷時にも判定・審査の完了と同一性、許可の有無を確認する。
キーワード: 安全保障貿易管理、外為法、該非判定、取引審査、リスト規制、輸出管理、適性科目