
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
技術者の倫理的な行動や意思決定を阻害する要因(私利私欲・恐れ・自己欺瞞のほか、無知、自己中心的志向、微視的視野、権威の無批判な受け入れ、集団思考)のうち、阻害要因になりうるものの数を選ぶ問題。
倫理的意思決定を阻害する要因の例(私利私欲・恐れ・自己欺瞞)を踏まえ、(ア)〜(オ)の記述のうち阻害要因になりうるものの数を選ぶ問題。
① 倫理的な意思決定を妨げる要因は、自分や周りの判断を曇らせるものすべて(私利私欲・恐れ・自己欺瞞のほか、無知・自己中心・視野の狭さ・権威への盲従・集団思考)
② (ア)〜(オ)はどれも判断を曇らせるので、すべて阻害要因
③ 5(⑤)
(ア)無知(適切な意思決定に不可欠な情報について知識を持たないこと)、(イ)自己中心的志向(自分の立場からだけ判断し客観的な状況分析ができないこと)、(ウ)微視的視野(限定された範囲の詳細にとらわれる傾向)、(エ)権威の無批判な受け入れ(指導者や上司の意向や指示を無批判に受け入れること)、(オ)集団思考(グループが十分な批判的考察を行うことなく結論に達してしまう傾向)は、いずれも、技術者の倫理的な行動や意思決定を妨げる要因になりうる。したがって5つすべてが該当し、⑤の5が正しい。
倫理的意思決定を阻害する要因として、私利私欲・恐れ・自己欺瞞に加え、無知、自己中心的志向、微視的視野、権威の無批判な受け入れ、集団思考などが挙げられる。日頃からこれらを理解し、自らの行動や意思決定を見つめ直すことが重要である。
キーワード: 技術者倫理、倫理的意思決定、集団思考、権威の無批判な受け入れ、微視的視野、適性科目