平成29年度 II-13

科目: 適性科目 / 分野: 適性科目 / 年度: 平成29年度

II-13 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

倫理問題への対処法としての功利主義(最大多数の最大幸福)と個人尊重主義、黄金律テスト、安全・健康に関する権利の最優先について、空欄ア〜エに入る語句の組合せを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

功利主義と個人尊重主義の対立、黄金律テストに関する空欄補充問題。

解き方

① 功利主義は特定個人に不利益を生むことがある。その犠牲が許容できるかを黄金律テストで確かめる。安全・健康に関する権利は最優先
② ア=不利益で①③⑤。イ=許容で③⑤。ウ=安全・エ=健康で③
③ ③

正解が正しい理由

(ア)功利主義のもとでは、特定個人への「不利益」が生じたり、個人の権利が制限されたりすることがある。(イ)功利主義のもとでの犠牲が個人にとって「許容」できるものかどうかを確認する方法として黄金律テストがあり、自分としては損害を許容できないとの結論に達したならば、他の行動を考える倫理的必要性が高い。また、黄金律テストで自分でも許容できる範囲であると判断された場合でも、次のステップとして相手の価値観においてはどうかと考える。(ウ)(エ)権利にもレベルがあり、生活を維持する権利は生活を改善する権利に優先する。また、「安全」、「健康」に関する権利は最優先されなければならない。したがってア=不利益、イ=許容、ウ=安全、エ=健康の③が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

功利主義は「最大多数の最大幸福」を原理とするが、特定個人に不利益を生じ得る。黄金律テストでその犠牲が許容できるかを確認し、安全・健康に関する権利は最優先される。

キーワード: 功利主義、個人尊重主義、黄金律、最大多数の最大幸福、安全・健康、技術者倫理、適性科目

出題履歴

類題(同じ論点の別問題)