令和4年度 II-7

科目: 適性科目 / 分野: 適性科目 / 年度: 令和4年度

II-7 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

倫理問題への対処法としての功利主義(最大多数の最大幸福)と個人尊重主義、黄金律テスト、生活を維持する権利と安全・健康に関する権利について、空欄ア〜エに入る語句の組合せを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

功利主義と個人尊重主義の対立、黄金律テストに関する空欄補充問題。

解き方

① 功利主義=「最大多数の最大幸福」、個人尊重主義=個人の権利を尊重。黄金律=「自分の望むことを人にせよ」「自分の望まないことを人にするな」。安全・健康に関する権利は最優先
② ア=最大幸福で①③⑤。イ=個人の権利で③⑤。ウ=自分の望むことを人にせよで③
③ ③

正解が正しい理由

(ア)功利主義はベンサムやミルらが主張し、「最大多数の最大幸福」を原理とする。(イ)功利主義のもとでは特定個人への不利益が生じたり、「個人の権利」が制限されたりすることがあるが、個人尊重主義の立場からは個人の権利はできる限り尊重すべきである。(ウ)黄金律とは「自分の望むことを人にせよ」あるいは「自分の望まないことを人にするな」という教えである。(エ)安全、健康に関する権利は最優先されなければならない。したがってア=最大幸福、イ=個人の権利、ウ=自分の望むことを人にせよ、エ=健康の③が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

功利主義は「最大多数の最大幸福」を原理とするが、特定個人の権利を犠牲にすることがある。個人尊重主義は個人の権利を尊重する立場で、黄金律テストなどでこの対立を吟味する。安全・健康に関する権利は最優先される。

キーワード: 功利主義、個人尊重主義、黄金律、最大多数の最大幸福、技術者倫理、適性科目

出題履歴

類題(同じ論点の別問題)