
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
危険性又は有害性等の調査等に関する指針(リスクアセスメント指針)の実施時期、調査対象、危険性の特定、ALARPの原則に関する記述の正誤を判定する問題。
リスクアセスメント指針に関する4つの記述の正誤の組合せを選ぶ問題。
① 指針では、明らかに軽微な負傷しかもたらさないと予想されるものは調査対象から除外してよいとされる。ALARP=合理的に実行可能な限りリスクを下げる考え方
② イ(軽微なものも除外してはならない)× → ①②⑤。アは指針どおりの時期で○ → ①②。ウ(疲労等の付加的影響を考慮)○ → ②
③ ○・×・○・○(②)
(ア)指針の5(1)で、建設物の設置等、設備・原材料の新規採用等、作業方法の新規採用等、その他リスクに変化が生じるときに調査等を行うと定められており、正しい。(イ)指針の6(2)で、平坦な通路における歩行等、明らかに軽微な負傷又は疾病しかもたらさないと予想されるものは調査等の対象から除外して差し支えないとされているため、誤り。(ウ)指針の8(2)で、危険性又は有害性の特定に当たり、労働者の疲労等の付加的影響を考慮するとされており、正しい。(エ)ALARPの原則は、リスク低減費用が効果に比べて著しく大きく合理性を著しく欠く場合は、それ以上の低減措置を講じなくてもよいという考え方であり、正しい。したがって②が正しい。
リスクアセスメントは、設備・作業方法の新規採用や変更などリスクが変わる時期に行う。明らかに軽微なものは対象から除外できる。ALARPは合理的に実行可能な範囲でリスクを下げる考え方。
キーワード: リスクアセスメント、労働安全衛生法、ALARP、危険性又は有害性、適性科目