
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
2023年3月に改定された日本技術士会の「技術士倫理綱領」の基本綱領の下に列記された実践すべき具体的な行動の指針(リスク評価、負の影響の低減、秘密情報の管理、文化の尊重、技術者の育成)のうち、指針として記載されているものの数を選ぶ問題。
技術士倫理綱領の指針として記載されている記述(ア〜オ)の数を選ぶ問題。
① 技術士倫理綱領の指針: 公衆の安全(リスク評価)、負の影響の低減、秘密情報の管理、文化の尊重、技術者の育成などが並ぶ
② (ア)〜(オ)はいずれも指針に書かれている内容
③ 5つ(⑤)
技術士倫理綱領には、基本綱領の下に、実践すべき具体的な行動を示す指針が列記されている。(ア)業務の履行が公衆の安全、健康や福利を損なう可能性がある場合に、適切にリスクを評価し、履行の妥当性を客観的に検証する、(イ)業務の履行が環境・経済・社会に与える負の影響を可能な限り低減する、(ウ)業務上知り得た秘密情報を、漏洩や改ざん等が生じないよう適切に管理する、(エ)業務に関わる国・地域の社会慣行、生活様式、宗教等の文化を尊重する、(オ)社会に貢献する技術者の育成に努める、はいずれも、公益の確保、秘密保持、多様な文化の尊重、後進の育成といった倫理綱領の趣旨に沿った指針として記載されており、5つすべてが該当する。したがって⑤が正しい。
技術士倫理綱領(2023年改定)は、公益の確保を中心に、リスク評価と客観的な検証、環境・経済・社会への負の影響の低減、秘密情報の管理、文化の尊重、他の専門家との協業、後進の育成などの具体的な行動指針を示している。
キーワード: 技術士倫理綱領、公益の確保、リスク評価、秘密情報、技術者育成、適性科目