
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
材料M1〜M3の個数の上限のもとで、製品P1(利益2万円/台)とP2(利益5万円/台)の製造・販売台数を決め、全体の利益を最大化する線形計画法の問題。
材料の個数の上限という制約のもとで、製品P1、P2の製造台数を決め、全体の利益が最大となる組合せを選ぶ問題。
① 選択肢の台数が材料の上限(M₁: x≦5、M₂: x+2y≦9、M₃: 2y≦6)を守れるかを確かめ、守れるものの中で利益2x+5yを比べる
② ①(5,3)と③(4,3)はM₂が上限超え。②(5,2)→20、④(4,2)→18、⑤(3,3)→21
③ P₁ 3台・P₂ 3台(⑤)
P1をx台、P2をy台とする。制約条件は、M₁:x≦5、M₂:x+2y≦9、M₃:2y≦6(y≦3)、x≧0、y≧0。目的関数は利益2x+5y(万円)の最大化。実行可能領域の頂点で評価する。(0,0)→0、(5,0)→10、(5,2)(M₁とM₂の交点)→10+10=20、(3,3)(M₂とM₃の交点)→6+15=21、(0,3)→15。最大は(3,3)で利益21万円となる。したがってP₁を3台、P₂を3台の⑤が正しい。
■ なぜ「頂点」を調べればよいのか
制約を全て満たす(x, y)の範囲は、グラフ上では直線で囲まれた多角形になります。利益2x+5yは一次式なので、この範囲の中で最大になるのは多角形の角(頂点)のどれかです。そのため、頂点だけを調べれば足ります。
■ 頂点(交点)の求め方
2本の直線の交点は、2つの式を連立方程式として解けば求まります。例えばM₂(x+2y=9)とM₃(2y=6)の交点は、y=3をx+2y=9に入れてx=3です。
線形計画問題は、制約式の交点(実行可能領域の頂点)で目的関数を評価して最大(最小)を求める。選択肢問題では、各選択肢が材料の制約を満たしているか(実行可能性)をまず確認し、実行可能なものの中で利益を比較する。
キーワード: 線形計画法、利益最大化、制約条件、最適化、設計・計画