平成27年度 I-1-1

科目: 基礎科目 / 分野: 設計・計画 / 年度: 平成27年度

I-1-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

信頼度0.9の単独回路(システムA)、2つの直列(システムB)、2つの並列(システムC)の信頼度の大小関係を求める、直列系・並列系の信頼性の基本問題。

解説

この問題で問われていること

信頼度0.9の回路を、1つ(A)、2つ直列(B)、2つ並列(C)に構成したときの、システムA、B、Cの信頼度の大小関係を選ぶ問題。

解き方

① 直列=信頼度の積、並列=1−(故障確率の積)
② A: 0.9、B(直列): 0.9×0.9=0.81、C(並列): 1−0.1²=0.99
③ B<A<C(⑤)

正解が正しい理由

システムAの信頼度は0.9。システムB(直列)の信頼度は各回路の信頼度の積で、0.9×0.9=0.81。システムC(並列)の信頼度は、少なくとも一方が正常であればよいので、1−(1−0.9)²=1−0.01=0.99。よってB(0.81)<A(0.9)<C(0.99)となり、⑤が正しい。

この問題で必要な基礎

■ 直列と並列の信頼度
信頼度は、その回路が正常に動く確率です。故障する確率は「1−信頼度」です。
・直列(1列につながった形)は、2つとも正常でないと電流が流れないので、信頼度の掛け算になります(0.9×0.9)。掛け算なので、1つだけのときより必ず小さくなります。
・並列(上下に分かれた形)は、どちらか一方が正常なら流れるので、「両方とも故障する」とき以外は動きます。両方が故障する確率は0.1×0.1なので、信頼度は1−0.1×0.1です。1つだけのときより必ず大きくなります。

各選択肢について

覚えるべきポイント

直列系の信頼度は各要素の信頼度の積(単独の要素より低くなる)、並列系の信頼度は1−Π(1−R)(単独の要素より高くなる)。並列(冗長化)により信頼度が向上する。

キーワード: 信頼度、直列系、並列系、システム信頼性、設計・計画

出題履歴

類題(同じ論点の別問題)