
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
1時間当たり50人が利用し平均処理時間が30秒のATM(ポアソン到着・指数分布サービス)について、与えられた計算式から、客が並んでから処理が終了するまでの平均応対時間を求める待ち行列の問題。
利用者が1時間当たり50人、平均処理時間が30秒のATMについて、待ち行列長・平均待ち時間・平均応対時間の式から、平均応対時間を求める問題。
① 平均応対時間=平均処理時間÷(1−利用率)、利用率=到着数×平均処理時間
② 1時間に処理できるのは3600÷30=120人 → 利用率50÷120=5/12 → 30÷(7/12)=30×12/7≒51.4
③ 51秒(④)
単位時間当たりの平均処理人数は、3600秒÷30秒=120人/時間。利用率=50÷120=5/12。待ち行列長=利用率÷(1−利用率)=(5/12)÷(7/12)=5/7。平均待ち時間=待ち行列長×平均処理時間=(5/7)×30秒≒21.4秒。平均応対時間=平均待ち時間+平均処理時間≒21.4+30=51.4秒。したがって④の51秒が最も近い。
■ 単位をそろえる
利用率は「1時間に来る人数÷1時間に処理できる人数」です。1人の処理に30秒かかるので、1時間(3600秒)に処理できるのは3600÷30=120人です。来る人数(50人/時間)と同じ「1時間あたり」にそろえてから割り算します。
待ち行列の問題では、まず利用率=到着率÷処理率を求め、待ち行列長→平均待ち時間→平均応対時間(待ち時間+処理時間)の順に計算する。「待ち時間」と、処理時間を含む「応対時間(系内滞在時間)」を区別する。
キーワード: 待ち行列、利用率、平均待ち時間、平均応対時間、M/M/1、設計・計画